



500Wで5,000円前後の電源もあれば、450Wで15,000円の電源もあるんだけど、その価格差ってなんなのかな?
それは中の部品の質に関係してるね。安い電源はそれなりの部品を使っていて、一部の部品が省略されていることもあるんだ。
え、部品を省略しちゃって大丈夫なの?
もちろん最重要なパーツは省くことはできないから、安定性とか、耐久性に関わる部品を省略してコストダウンするんだ。
ということは安い電源は安定性や寿命がイマイチってこと?
簡単に言ってしまえばそうだね。24時間稼働の過酷な使用環境なら2年もつかどうか怪しいこともあるよ。ファンが動かなくなって熱で壊れたり、コンデンサーが熱で破裂したり……。
やはり熱が問題なんだね。
そう。安い電源は中のヒートシンクが貧弱な場合が多いし、大体コンデンサーも耐熱性能が低いものが使われているんだ。つまり熱対策が十分じゃない。それは中を開けて見ればすぐわかる。開けたら保証がなくなるから開けちゃだめだけどね。Aの場合、2年後も使い続けるつもりならそれなりにいい電源を買っておいたほうがいいね。逆に2年だけでいいなら安い電源という選択もある。
3年とか5年保証をしている電源があるよね。
3年や5年保証などの製品はメーカーがある程度いいパーツを使っている証といえるね。

▲Antec NeoPower430の中身。ヒートシンクは大型でしっかりしていて、中身がつまっている印象。

▲安いケースに付属していた450Wの電源の中身。ヒートシンクも小さく、基板には空きパターン(部品が実装されていない)が目立つ。
電源の中の部品での違いは
・コンデンサーの耐久温度
・ヒートシンクの質
・ファンの耐久性や静音性
・基板の質
・部品の省略
などがあげられます。電源の中身はある意味ブラックボックスなので確認できないのですが、実は電源の値段によってかなりの差があります。最近は「日本製コンデンサー使用」「○○製ファン使用」「ヒートシンクは○○を使用」などを売り文句とする製品があり、使われている部品の品質を知る目安となります。また、電源を持ったときあまりに軽いものは部品が少ないか、ヒートシンクが小さいかその素材が軽いという証拠となります。
無駄に大きな出力の電源を買うなら出力クラスを1段階落とし、その差額でワンランク上の品質の電源を選ぶのがよいでしょう。
※電源は開けてしまうとメーカー保証が受けられなくなります。また感電の危険もありますので絶対に開けないでください。

