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はじめての電源選び

電源の安定性って?

寿命についてはわかったけど、安定性の違いってなに?

安定度が高い電源の条件としては、しっかりと規定の電圧が出ることと、負荷をかけたときの電圧の振れが少ないということだね。インテルの電源ガイドラインだと規定の±5%となってるんだ。+12Vラインだと5%は0.6Vだから、11.4V〜12.6Vが動作条件ということになるね。

負荷をかけたときの振れっていうのは?

電圧は負荷をかけると下がることが多いんだ。あまり下げ幅が大きいと各パーツが必要としている電圧を十分に供給できなくなってしまう可能性もある。といっても、今のパーツは多少電圧が低くても動作するからそれほどシビアではないんだけどね。オーバークロックする場合だと負荷時に電圧が低下してしまうのは結構問題になる。

今はオーバークロックするつもりはないけど、もう少しパーツのことがわかってきたらちょっとやってみたいかなぁ。

430WのAntec NeoPower430と、安いケースに付属していた450Wの電源で調べてみましたが、NVIDIAの最上位GPUである GeForce 8800 ULTRA を搭載したGIGABYTE製ビデオカード GV-NX88U768H-B を使用しても3DMark06を動作させることができました。
電圧の変化を見ることができるSpeedFanというソフトを使って、それぞれの電源の電圧の変化を比べてみました。3DMark06を実行し、その間の+12Vの電圧の変化をグラフ化したものです。左端が3DMark06スタート時、右端が終了時です。

Antec NeoPower430 + GeForce 7900GT

▲Antec NeoPower430 + GeForce 7900GT

安いケースに付属していた450W電源 + GeForce 7900GT

▲安いケースに付属していた450W電源 + GeForce 7900GT

Antec NeoPower430 + GeForce 8800 ULTRA

▲Antec NeoPower430 + GeForce 8800 ULTRA

安いケースに付属していた450W電源 + GeForce 8800 ULTRA

▲安いケースに付属していた450W電源 + GeForce 8800 ULTRA

Antec NeoPower430はほとんど電圧の変化がありませんでした。つまり、大きな負荷をかけても出力が安定しているということです。一方、安いケースに付属していた450Wの電源は、ビデオカードにGeForce 7900GTを使用した場合は電圧の振れが0.05Vでしたが、GeForce 8800 ULTRAを使用した場合は0.2Vもの電圧の落ち込みが見られました。安定度という点では不安な結果です。

Antec NeoPower430は電圧の振れはないものの、GeForce 8800 ULTRA使用時には出力電圧が12.04Vから11.98Vへ0.06V下がっており、PCI-Eを2系統要求するハイエンドビデオカードを使ったときの電源への負荷の大きさを示しています。Antec NeoPower430と同じシリーズで出力が650WのNeoPower650でテストした場合、GeForce 7900GTとGeForce 8800 ULTRAのそれぞれのビデオカードを使用したときに出力電圧が一定だったので、やはりハイエンドビデオカードを使用する場合はハイエンドビデオカードを使用することを前提としたスペックを持った電源(PCI-Eの2系統の出力に対応している電源など)を選ぶほうが無難でしょう。

※SpeedFanはBIOSからの電圧情報を表示しており、実測電圧とは異なります。そのため、マザーボードの種類やBIOSのバージョンによって同じ電源でも異なる結果が表示されることがあります。




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