Dynamic Energy Serverの使い方

DESの使い方

ではさっそく使い方をご紹介しましょう。


DES



まず右のボタンでダイナミックエナジーセーバー(以下、DES)の機能をONにします。これで省電力機能がONになります。
次にダイナミックボルテージ(Dynamic Voltage)のレベルを変更してみましょう。アイドル時のCPU Powerの値を見てみると以下のような変化が見られました(※目視によるおおよその平均値です)。


DES OFF 22.8Watts
Level1 10.3Watts
Level2 9.8Watts
Level3 8.8Watts

CPU Powerの値

 


検証に使用したPCパーツ

DESをONにするとかなりCPUの消費電力が下がります。また、ダイナミックボルテージのレベルを上げたほうが、パワーセービングのカウントが速くなります。パワーセービングの数値を見ていると、現在どれくらいパワーセーブができているかを知ることができます。

レベルを上げるとCPU電圧を少し下げて、省電力化を図る設計になっています。CPUのパフォーマンスは電圧に合わせて最適化されます。
ユーザーは「パフォーマンスを重視」「省電力重視」の切り替えをクリック操作で簡単に行うことができます。

基本の設定はこれだけです。DESの表示を見ながら、好みの設定で使ってみてください。


DESの仕組み

DESはチョークコアフェイズの動作と対応しています。チョークコアとはCPUの周りにレイアウトされている黒いキューブ型のボックスで、CPUへ供給する電源をコントロールするパーツのひとつです。検証に使用したGA-X48T-DQ6にはCPU周りに12コのチョークコアが搭載されています(機種によりコアの数は異なります)。

複数のチョークコアによるマルチギア・パワーフェイズ設計で、CPUの負荷状況による電源効率を最適化し、低負荷時から高負荷時に切り替わる時のエネルギーロスを低減するのがDESのテクノロジーです。


DES


DESで電源効率が良くなることで、以下のような効果があり、最終的には製品寿命の向上にもつながります。



また、基板上に搭載されたダイナミックLEDはダイナミックエナジーセーバーと連動していて、システムへの負荷状況を確認することができます。



DES_LED 低負荷時(LEDが4つ点灯。ギアが4つ動作している)
DES_LED 高負荷時(LEDが12コ点灯。ギアが12コ動作している)


各機能の説明

DES



(1)ダイナミックエナジーセーバースイッチ
ダイナミックエナジーセーバー機能のON/OFFを行います。
(2)3レベルCPU電圧スイッチ(Dynamic Voltage)
数値が上がればCPU電圧が下がり、より省電力の動作となり、[Level3]で最大の省電効果が得られます。デフォルト値は[Level1]です。
(3)CPU電圧表示(CPU Voltage)
CPU電圧のレベルを表示しています。
(4)ダイナミックパワーフェイズ(Dynamic Power Phase)の状態表示
稼働しているパワーフェイズの使用状態を示しています。フェイズの数はマザーボードにより異なります。写真はGA-X48T-DQ6を使用しているので12フェイズとなっています。
(5)CPUパワー(CPU Power)電力表示
現在どれくらいCPUが電力を消費しているかを示しています。アイドル時は低く、負荷をかけると高くなります。
(6)パワーセービング表示(Power Saving)
節約した電力をワット数で表示しています。節約した電力は累積されて表示が増えていきます。
(7)パワーセービングメーターモードスイッチ
[Meter Mode]は今回起動してからの節約したワット数の合計がカウントされていきます。[Total Mode]では、DES機能を使い始めてからの総節約ワット数が表示されます。
(8)パワーセービングメーターリセットスイッチ
メーター時間をゼロにリセットします。
(9)メーター時間
パワーセービングで表示している値を節約した時間を示します。
(10)CPU負荷表示(CPU Throttling)
CPUへの負荷状態を表示します。
(11)ダイナミックCPU周波数機能スイッチ(Dynamic Frequency)
CPUの動作周波数の高低を選択することができます。ONでは省電力重視の動作となります。
(12)マザーボード・フェーズLEDスイッチ
マザーボード上のLED表示のON/OFFを行います。

DESによる環境保護

パソコン1台で省電力できる電力量はそれほど大きくなく、個人レベルでの金銭的なメリットはわずかでしょう。

しかし、地球温暖化現象が注目され、環境保護への取り組みが重要となっています。パソコン1台1台の省電力を、個人レベル→会社レベル→地域レベル→国レベル→世界レベルへと視野を広げれば、大規模なCO2排出量の削減、温室効果ガスの削減に寄与できることになります。

DES対応マザーボードをお持ちの方はDESの省電力機能を是非一度お試しください。




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