
ではさっそく使い方をご紹介しましょう。

まず右のボタンでダイナミックエナジーセーバー(以下、DES)の機能をONにします。これで省電力機能がONになります。
次にダイナミックボルテージ(Dynamic Voltage)のレベルを変更してみましょう。アイドル時のCPU Powerの値を見てみると以下のような変化が見られました(※目視によるおおよその平均値です)。
| DES OFF | 22.8Watts |
|---|---|
| Level1 | 10.3Watts |
| Level2 | 9.8Watts |
| Level3 | 8.8Watts |

| CPU | Intel Core 2 Duo E6850 |
| マザーボード | GIGABYTE GA-X48T-DQ6 |
| グラフィックカード | GIGABYTE GV-NX96T512HP |
| メモリ | Corsair TWIN3X2048-1333C9DHX |
| 電源 | ENERMAX MODU82+ EMD425AWT |
| ハードディスク | Western Digital WD5000AACS |
DESをONにするとかなりCPUの消費電力が下がります。また、ダイナミックボルテージのレベルを上げたほうが、パワーセービングのカウントが速くなります。パワーセービングの数値を見ていると、現在どれくらいパワーセーブができているかを知ることができます。
レベルを上げるとCPU電圧を少し下げて、省電力化を図る設計になっています。CPUのパフォーマンスは電圧に合わせて最適化されます。
ユーザーは「パフォーマンスを重視」「省電力重視」の切り替えをクリック操作で簡単に行うことができます。
基本の設定はこれだけです。DESの表示を見ながら、好みの設定で使ってみてください。
DESはチョークコアフェイズの動作と対応しています。チョークコアとはCPUの周りにレイアウトされている黒いキューブ型のボックスで、CPUへ供給する電源をコントロールするパーツのひとつです。検証に使用したGA-X48T-DQ6にはCPU周りに12コのチョークコアが搭載されています(機種によりコアの数は異なります)。
複数のチョークコアによるマルチギア・パワーフェイズ設計で、CPUの負荷状況による電源効率を最適化し、低負荷時から高負荷時に切り替わる時のエネルギーロスを低減するのがDESのテクノロジーです。

DESで電源効率が良くなることで、以下のような効果があり、最終的には製品寿命の向上にもつながります。

また、基板上に搭載されたダイナミックLEDはダイナミックエナジーセーバーと連動していて、システムへの負荷状況を確認することができます。
![]() |
低負荷時(LEDが4つ点灯。ギアが4つ動作している) |
![]() |
高負荷時(LEDが12コ点灯。ギアが12コ動作している) |

パソコン1台で省電力できる電力量はそれほど大きくなく、個人レベルでの金銭的なメリットはわずかでしょう。
しかし、地球温暖化現象が注目され、環境保護への取り組みが重要となっています。パソコン1台1台の省電力を、個人レベル→会社レベル→地域レベル→国レベル→世界レベルへと視野を広げれば、大規模なCO2排出量の削減、温室効果ガスの削減に寄与できることになります。
DES対応マザーボードをお持ちの方はDESの省電力機能を是非一度お試しください。