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Heaven Benchmark


Heaven Benchmarkはロシアの3Dエンジン開発会社Unigineによって公開されているフリーのDirectX 11対応ベンチマークソフトです。
多くのベンチマークソフトは性能を計るだけで見ているだけに終わりますが、 Heaven Benchmarkでは環境の変化をリアルタイムで物理法則に則ってシミュレートし 積乱雲なども物理演算によりリアルタイムで生成されており、 テッセレーションの有効無効を実行中に切り替えることも可能です。 そしてFPSのように指定空間内を自由に移動することまでできます。 Heaven Benchmarkは下記のページで公開されています。

Download | Unigine (3D engine for games and real-time virtual worlds)
http://unigine.com/download/

Heaven BenchmarkはDirectX 9対応ビデオカードでも動作します。しかし、 テッセレーションなどDirectX 11で採用された最新のテクノロジーを利用するにはDirectX 11対応ビデオカードが必要です。


起動時の初期設定


Unigineの公式サイトからHeaven Benchmarkをダウンロードし、 インストール後にHeaven Benchmarkを起動すると設定画面が立ち上がります。 初期設定画面にはつぎのように6つのタブと1つのチェックボックスがあります。

初期設定-API API:どのAPIを使用して描画するのか選択できます。選択肢はDirectX 9 〜 DirectX 11とOpenGL。
初期設定-Shaders Shaders:シェダーの強弱を設定できます。選択肢はHigh、Middle、Low。
初期設定-Tessellation Tessellation:テッセレーションを使用するかどうか選択できます。選択肢はEnabled、Disabled。
初期設定-Anisotropy Anisotropy:AF(異方性フィルタリング)の強さを設定できます。選択肢は1、2、4、8、16。

初期設定-Anti-aliasing Anti-aliasing:AA(アンチエイリアシング)の強さを設定できます。選択肢はoff、2x、4x、8x。
初期設定-Full screen Full screen:フルスクリーンモードで使用するかウィンドウモードで使用するかを選択できます。チェックボックスをオンにした場合フルスクリーンで立ち上がります。
初期設定-Resolution Resolution:解像度の設定ができます。
初期設定-Demo 全て設定した後にRunをクリックするとデモがスタートします。デフォルトの場合は1024*768のウィンドウモードで立ち上がります。

読み込みに少し時間がかかりますが、「BENCHMARK」と書かれたインジケーターが全て表示されるとデモがスタートします。
そのまま何も操作しなければデモがループで流れるだけですが、Heaven Benchmarkはデモの途中でインタラクティブに描画を変更したり空間内を自由に移動したりすることができます。


起動後の設定変更


画面の左上にSettings、Environment、Camera、Sound、Benchmark、Quit、の6つのタブがあり、そこから変更することができます。

一番左の「Setting」をクリックすると5つのタブがある画面が表示され、起動後の設定を更に変更することができます。

設定変更-Video Video:APIとModeの再設定ができます。
設定変更-Render Render:レンダリングの強弱を設定できます。
設定変更-Interface Interface:Languageで表示言語を切り替え、Helpersではフレームレートの表示やワイヤーフレームの有無などが設定できます。
設定変更-Controls Controls:キーボードでの操作方法が記載され、操作に関する設定を変更できます。

「Setting」の「Credits」ではメーカーのクレジットが表示されます。

画面左上の「Environment」「Camera」「Benchmark」タブは以下のとおりです。

設定変更-Environment Environment:ONにすると仮想空間内の時間が表示されます。時間の変更は「Camera」で変更できるデモモードとフリーモードで動作が異なります。
設定変更-Camera Camera:3種類のモードを切り替えます。Cut sceneではデモが流れます。 Free cameraでは一人称視点で自由自在に空間を移動することができます。Walk-throughでは歩いているような感じで移動できます。
設定変更-Benchmark Benchmark:このボタンをクリックするとベンチマークが開始され、パソコンの性能を調べる時に使います。 ベンチマーク終了後に平均フレームレートとスコアが算出されます。

「Sound」は現在のところ機能せず、「Quit」で終了します。


ショートカットキー


Heaven Benchmarkには便利なショートカットキーが用意されています。

キーボード【F2】 ワイヤーフレームの有無 キーボード【F3】 テッセレーションの有効、無効
キーボード【F4】 カメラモードの変更 キーボード【F9】 ベンチマークの実行
キーボード【F12】 スクリーンショットを撮る キーボード【Esc】 メニューの表示
キーボード【space】 デモの中断 キーボード【Enter】 デモの次のシーンへの移動

「F2」のワイヤーフレームと「F3」のテッセレーションは是非いろいろな場所で試してみてください。
特にテッセレーションの有効と無効を切り替えると表現力がまったく異なることが一目瞭然です。


フリーモード時の移動方法


「Free camera」と「Walk-through」の2種のフリーモードではキーボードやマウスで操作することによって好きな場所に移動したり視点を変更したりすることができます。

キーボード【W】 前進 キーボード【S】 後退 キーボード【S】
キーボード【A】 左に移動 キーボード【D】 右に移動
キーボード【E】 上昇 キーボード【Q】 下降

視点の変更は矢印キー「←」「→」「↑」「↓」か、左クリックしながらマウスを動かすことによっておこないます。



このように、Heaven BenchmarkはDirectX 11にいち早く対応した無料のベンチマークソフトというだけではなく、 DirectX 11をインタラクティブに体験できる非常に面白いアプリケーションです。
特に先ほどの比較のようにテッセレーションの有効と無効を任意の時間や場所で自由に切り替えられることにより、 テッセレーションで表現力が格段に変わることがよくわかります。

DirectX 11はVista SP2でも使えるようになりました。DirectX 11対応ビデオカードをお持ちの方は是非Heaven BenchmarkでDirectX 11を実際に体験してみてください。


Windows 7 で DirectX 11 を体験してみよう!

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