coneco.net > PCパーツ > 配線のつぼPCを7化。



Windows 7の導入に合わせて古い自作パソコンの一部パーツをいまどきのPCパーツに入れ替えるとどのくらい変化するのか調べてみた。 ベースに使用したパソコンは2008年の3月に公開した 「配線のつぼ」用に組み立てた自作パソコンで、 当時としてはミドルハイかエントリーハイ構成に位置づけることができるゲーミングPCとなる。

新しく入れ替えるPCパーツは2009年12月現在の人気製品をチョイスした。 販売開始時の価格で比較すると新規に導入するPCパーツの総額は換装前の約半額となるが、 現時点で性能的には同じくミドルハイかエントリーハイに位置する。

今回はベンチマークのスコアに大きく関係するパーツの総入れ替えをするので、 ベンチマークの結果はWindows 7の価格にプラスして約5万円追加投資すると性能がこう変わる、という視点で読んでいただきたい。


配線のつぼPC Before→After
CPU

Intel
Core 2 Duo E8400

3.0GHz デュアルコアCPU

\23,250

AMD
Phenom II X4 965 Black Edition(C3)

3.4GHz クアッドコアCPU

\20,470


ビデオカード

GIGABYTE
GV-NX88S512H-B

NVIDIA GeForce 8800 GTS, DirectX 10 対応

\46,800

GIGABYTE
GV-R577D5-1GD-B Rev2.x

ATI Radeon HD 5770, DirectX 11 対応

\17,980


マザーボード

GIGABYTE
GA-G33M-DS2R

Intel G33, MicroATX, DirectX 10 対応

\18,348

GIGABYTE
GA-MA785GM-US2H

AMD 785G, MicroATX, DirectX 10.1 対応

\9,770


\48,220

\88,398

※ 価格はAKIBA PC Hotline!の「今週見つけた新製品」で紹介された最安値

比較検証時の構成

換装前後の比較は下記の構成でおこなった。

換装前換装後
CPUIntel Core 2 Duo E8400 AMD Phenom II X4 965 BE(C3)
ビデオカードGIGABYTE GV-NX88S512H-B GIGABYTE GV-R577D5-1GD-B Rev2.x
マザーボードGIGABYTE GA-G33M-DS2R GIGABYTE GA-MA785GM-US2H
PCケースAntec Mini P180
電源Antec NeoPower650
メモリG.SKILL F2-8500CL5D-2GBPK
ハードディスクWestern Digital WD5000AAKS
DVDドライブLITEON DH-20A3S
CPUクーラーScythe OROCHI
OSマイクロソフト Windows 7 Ultimate 64bit

総合性能の比較

パソコン全体の性能の目安となるスコアは以下のような結果となった。

Windows エクスペリエンス インデックス

  換装前 換装後
プロセッサ 6.5 7.4
メモリ 5.5 5.5
グラフィックス 6.9 7.4
ゲーム用グラフィックス 6.9 7.4
プライマリハードディスク 5.8 5.8

CrystalMark 2004R3

  換装前 換装後
Mark 129417 205046
ALU 29682 53635
FPU 26322 52008
MEM 16606 31903
HDD 9170 13402
GDI 12023 12274
D2D 9811 4453
OGL 25803 37371

ベンチマーク結果の比較

下のグラフは主に描画性能を調べる代表的なベンチマークの結果で、換装前のスコアを100%の基準値として換装後のスコアを表示している。3DMark実行時のPhysXは有効。換装後は平均して40%程度性能が向上している。

ベンチマーク結果の比較

DirectX 11に対応していないGeforceではHeaven BenchmarkのDirectX 11のテストをおこなえないので、「Heaven Benchmark DX11」の項目はRadeonのスコアをそのまま掲載した。

消費電力の比較

消費電力の比較

換装後の消費電力はアイドル時は32%低下、フルロード時は31%の増加となった。
ベンチマーク結果で判断するとワットパフォーマンスは多少の向上に留まるが、アイドル時の消費電力の低減は大きい。 また、3.4GHz駆動のクアッドコアCPUを使っている換装後の構成でも500Wクラスの電源で十分足りることに注目したい。

まとめ

今回は製品単独の厳密な比較はおこなっていないのでざっくりとした評価になるが、 換装前の構成では過去にパフォーマンスリーダーの座に君臨していたGeForceの8800シリーズを使用しているだけあり、 ダブルスコアがつくことはなかった。
ただし、DirectX 11に対応するGeForceはまだ存在しないので、 Windows 7に標準搭載されているDirectX 11を使用する場合は現時点でRadeonの5000シリーズしか選択肢がない

今回チョイスしたRadeon HD 5770はすでに発売されている5000シリーズの中では下から二番目に位置し、 15,000円から20,000円の価格帯で販売されている。 二年前だとなかなか手を出しづらい価格で販売されていた製品を性能で軽く凌駕し、 かつ、Windows 7に完全対応する製品が1万円台後半の価格で手に入るので、 Windows 7に移行する際にどれを選べばよいのかよくわからない場合はとりあえずRadeon HD 5770を買っておくというのも悪くないだろう。

最後にCPUクーラーをCWCH50-1に入れ替えて配線のつぼPCのWindows 7化の完成とした。


配線のつぼPC・7化前配線のつぼPC・7化後