
自分で構成を選び、ケースを選び、OSをインストールする…自分でパソコンを作り上げる『自作PC』。 市販のパソコンと比較すると、『買ってきてスグに使えない』『手間暇がかかる』といったデメリットがあるかもしれません。 しかし、それ以上に予算に合わせて性能はもちろん、ケースの大きさや外見など、自分好みにカスタマイズすることが できるというメリットがあります。
パソコンを組み立てる…などと書くと、電子工作のように難しく感じるかもしれませんが、実際には完成されている部品を組み合わせるだけなので、組み立ては至って簡単。専用の工具やハンダ付け等の加工作業も不要です。
今回は低消費電力でありながら、より簡単に組み立てができるAMDの「APU」を使ったパソコンの作り方をご紹介します。 時間と手間はかかりますが、自分の目的に合わせて作ったパソコンは、完成した時の達成感も愛着も湧いてくるもの。 ゴールデンウィークに合わせてキャンペーンも行っているので、興味を持った方は是非そちらもご覧ください。
日本AMD株式会社
APU(Accelerated Processing Unit)とは

パソコンが処理をするために必要であった「CPU」と「GPU」…
それらを1つにまとめたものが、AMDが開発した新型プロセッサ「APU」です。
AMDならではのパワフルなプロセッサ・テクノロジーと、RADEONシリーズ譲りの高いグラフィックス性能を1つのダイに凝縮。 低消費電力・低発熱を実現しながら、従来より少ないスペースで、効率の良い処理を行うことが可能となりました。
動画コンテンツの
視聴・変換が快適になる!!
フルHD動画(Blu-ray,AVCHD,Youtube HDなど)の動画の再生を始め、スマートフォン用として動画を変換したり、 DVDの映像をクリアで綺麗に再現する…といったことも快適に行う事ができます。
3Dコンテンツに力を発揮する!!
今話題の3D Blu-ray再生※を始め、カジュアルな3Dゲームなどのプライベートから3D-PDFなどのビジネスシーンまで、幅広く快適な動作を実現します。
※3D Blu-rayコンテンツ再生には、対応した再生用ソフトウェアが必要です。
DirectX® 11に対応!!
DirectX® 11を標準サポート。日本語版もリリースされた「InternetExplorer9」では、よりリアルで高品質なコンテンツを楽しむことができるようになります。
構成紹介
実勢価格:13,000円前後
今回のメインパーツは、AMDのAPU「E-350」を採用したMSI製のマザーボード、「E350IA-E45」です。
通常のパソコンでは、物事を処理するための頭脳「CPU」と、画像を処理するための「GPU」の2つが必要不可欠でしたが、
AMDが新しく作り上げた「APU(Accelerated Processing Unit)」は、これらの良い所を1つにまとめながら、
省エネ性と省スペース性を両立しています。
消費電力も最大18Wと、今まで以上に抑えることが可能となりますので、より静音化に特化したPCを作ることも簡単にできます。
グラフィックス機能としてはAMD Radeon™ HD 6310を内蔵。
高スペックが要求される3Dゲームなどの高い処理性能を要求される場面では厳しい所はありますが、
普段使用する用途…インターネット、Blu-rayや録画した番組の再生等であれば、
動画再生支援機能である「UVD3」に対応していますので、快適に動画を楽しむことができます。
また、標準でHDMI端子を装備しているので、今回のようなTVに接続するといった用途に向いているとも言えます。
「E350IA-E45」にはPCI Express x4が1スロットが搭載されており、後で地デジチューナーを装着してアップグレードできるなど、 ユーザーの工夫次第で、小型ながらも性能の高いPCを作ることも可能です。
耐久性に優れたコンデンサなどの電子部品を積極的に採用するなど、「E350IA-E45」には、ノートPC製品の製造販売も手がけているMSIならではのノウハウがつぎこまれています。
実勢価格:7,500円前後
シンプルでありながら、スタイリッシュな流麗デザインを取り入れたMini-ITXケースです。
コンパクトなスリムPCケースの中には、複雑なフレーム構造を取り入れているモデルもありますが、 このWavyは独自のレイアウトにより、フレーム構造がシンプル且つ作りやすい形になっていたりと、 換装も視野に入れた作りとなっています。
また、電源や排熱についても独自に工夫しており、特に排熱についてはトップパネルに排気ファンを1基搭載。 背面や側面のメッシュ構造パネルから、冷気を吸気させることで、Mini-ITXケースの宿命とも言える排熱問題をクリアしています。
実勢価格:9,000円前後
2TBの大容量でありながら、プラッタ容量667GB、回転速度7,200rpm、6Gb/s対応により、
同系列製品よりも書き込み速度が速くなっています。
パッケージ品では3年間のメーカー保証もついており、より安心して使いたいと考えている方にオススメです。
実勢価格:9,000円前後
Corsairならではのヒートスプレッダを搭載した永久保証メモリ※。
1枚4GBの2枚構成となるので、Windows7から主流になってきた64bitOSの導入を考えている方には非常にオススメの一品です。
※永久保証については、正規代理店を通した製品が対象となります。
実勢価格:5,500円前後
BD-R DLやBD-RE DL等の二層メディアにも対応した再生専用のドライブです。
付属ソフトウェアとして、Cyberlink社の「PowerDVD8 BD Bundle Edition」が付いてきますので、 Blu-ray再生用のソフトウェアを別個に買う必要がなく、買ってきたその日から、高画質なBlu-ray画像を楽しむことができます。
取付のポイント
マザーボードにメモリを装着します
取り付けの際は、必ず平坦な場所で行います。
基盤を痛めないように、厚手の紙やマットなどを敷くことをおすすめします。(マザーボードの箱を流用すると便利です)
PCケースを分解します
マザーボードを取り付けます
マザーボードに付属されているバックパネルを取り付けます。
※パネルの淵などで指を切らないように注意して作業を進めましょう。
※上手くはまらない場合は、ケース側の取り付け面を押さえながら、
パネルの周囲にある溝にそってマイナスドライバーで押し込むと上手く装着できます。
マザーボードを取り付けます。
※バックパネル側に背面端子を入れ込むような形で装着します。
※ネジを使ってマザーボードを固定します。
ネジは必ず対角線になるような形で順番に締めていきます。
半分程度の高さまで仮締めを行い、取り付けのバランスを確認したら同じ順番で本締めを行います。
【取付時によくある失敗例】
パネル側には端子を固定するための突起がついているものがあります。
装着時に突起が端子の前面に出てしまうと、その端子が使えなくなってしまいます。
ネジで固定する前に必ず確認するようにしましょう。
ケーブルを取り付けます
マザーボードの取扱説明書を見ながら、指定の場所に取り付けていきます。
今回使用しているケースでは、マザーボードに表記されている「JFP1」端子にそれぞれ接続していきます。
(接続例は図を参考にしてください)
ハードディスクを取り付けます
ケースの前面側にハードディスクの端子がくるように、
フレームにハードディスクを取り付けます。
※ネジは装着時にフレームからはみ出ないタイプのものを使用します。
※マザーボードと同様、ネジは必ず対角線になるような形で順番に締めます。仮締め後に本締めを行うのも同様です。
光学ドライブを取り付けます
フレームと光学ドライブをネジで固定します。
※固定前にフロントパネルとドライブが干渉しないよう仮組を行い、ネジの取付位置を確認します。
※取り付けに使用するネジはミリネジです。ハードディスクで使用したネジとは違うので注意しましょう。
※他と同様、ネジは必ず対角線になるような形で順番に締めていきます。仮締め後に本締めを行うのも同様です。
ケースを組み立てます
このままではBlu-rayが再生できませんので、
再生用のソフトウェアをインストールします。
今回使用したiHOS104-06には、Cyberlink社の再生ソフト「PowerDVD8 BD Bundle Version」が付属しています。
実用性解説
通常、自作PCではCPU・GPUをそれぞれ購入して取り付ける必要があります。
しかし、今回使用したAMDのAPUでは既にヒートシンクまで装着されているので、結果として組み立て時の労力も削減されています。
性能面でまず注目したいのは消費電力。
低消費電力性に優れているAPUを使用していますので、アイドル時・高負荷時共に、消費電力が大幅に削減されている事がわかります。
これはBlu-ray再生時にも同様の事が言えます。 実際にテストした結果ですが、再生時の平均消費電力は30W前後、CPU使用率では平均で23.6%と、低く抑えられていることが分ります。
従来の低消費電力性に特化した製品では、Blu-rayやHD画質の動画再生などをスムーズにできない場合もありましたが、 AMDの最新型動画支援機能を内蔵しているAPUでは、これらの高画質コンテンツを綺麗に、なめらかに再生することができます。
また、CPUの使用率にも余裕がありますので、HD動画を見ながらインターネットなどを楽しむといった事も可能となっています。
リビング用途として作成した今回のPCは、見栄えやコンパクト性は勿論の事、性能面においても十分な能力を持っています。
また、CPUとGPUが1つになったAPUを使うことで、マザーボートとCPUを別々に購入する必要がないため、全体のコストを抑えることができます。


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