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先程のアップグレードでは、地デジ機能を追加しました。
しかし、現在の状態では同じハードディスク内にOSと録画した番組が共存している形になっています。
このままでは、ハードディスク内のデータが膨大な量になってしまい、OSの動作にも影響を及ぼしてくる可能性が出てきます。

ここでは使用時の快適性を向上させるため、OSのデータをSSDに、TV録画用のデータをハードディスクへと割り振るような形に構成を変更します。
また、録画番組をBlu-rayに書き出せるよう、光学ドライブも読み込み専用から書き込みも可能なものへと換装します。

<必要なパーツ>
・SSD
・BD-Rドライブ

アップグレード用 追加構成紹介

Corsair CSSD-F60GB2-BRKT-A

実勢価格:14,000円前後

高速な動作を実現する、Corsair ForceシリーズのSSDです。 コントローラICにSandForce製チップ、フラッシュメモリーにMicron製NANDメモリーを採用。 最大読み込み280MB/s、最大書き込み270MB/sの高速な動作を実現しています。

大量のデータ書き込みを行った後でも新しい状態を保ち、速度低下を抑えることができる「Garbage Collection機能」を搭載。 Windows 7の環境下においてはTRIMコマンド(OSがSSDに不要になったブロックを通知し、 コントローラーICがそのブロックの処理を最適化する)に対応することで、SSDの性能を安定させるだけでなく、 劣化を抑えることができます。

2.5インチ→3.5インチアダプタを標準付属。
製品には3年間のメーカー保障サービス※がありますので、安心して使うことができる製品となっています。

※永久保証については、正規代理店を通した製品が対象となります。


ソニーオプティアーク BD-5730S

実勢価格:15,000円前後

ノートパソコンなどで用いられる薄型の光学ドライブですが、このような製品も自作パソコンでは導入する事が可能です。

5インチタイプと比較すると、やや高めの価格設定や変換ケーブルが必要となる点がデメリットではありますが、 ケース内のスペースを極力抑えてエアフローを効率化するという点をでは、非常に優れたパーツの1つでもあります。

今回取り上げているMini-ITXのような小型PCを作る際には、 ケース全体の冷却効果を考慮する必要も出てくるため、選択肢の1つとして考えてもよいでしょう。


取付のポイント

SSDを取り付けます

電源ケーブルを外し、天板・フロントパネル・光学ドライブフレームを取り外します。
ハードディスク用フレームを取り外し、ハードディスクを取り外します。 ハードディスク側のSATA・電源ケーブルも取り外しておきましょう。

フレームにSSDを先に取り付けます。
端子側がケース前面になるように取り付けます。


ハードディスクを元のように取り付けます。

取り付け後はショート防止のため、SSDのネジがハードディスクの基盤と干渉していないかを確認しましょう。
干渉している場合は、ネジを交換する必要があります。


SSD、ハードディスク、それぞれにケーブルを接続します。
今回のケースに付属されている電源ケーブルでは、SSDへの接続距離が若干足りないので、SATA用電源分配ケーブルを使用します。

SATAケーブルを付け替えます。
SSDは「SATA1」に接続するように、ハードディスクは「SATA2」に接続するように取り付けます。


光学ドライブを換装します

光学ドライブ用フレームから、今まで使用していたドライブを取り外し、薄型ドライブ専用フレームを取り付け、ネジで固定します。

前面から換装する薄型ドライブを差し込むようにして取り付け、側面をネジで固定します。
※固定前にフロントパネルとドライブが干渉しないよう仮組を行い、ネジの取付位置を確認しておきましょう。


ケーブルを取り付けます。 薄型の光学ドライブは、ドライブ側の端子が特殊なサイズとなっているので、変換ケーブルを使用します。
今回使用したのは、TFTECの「SSATA-SATA1」です。

一体型になっている方の端子を光学ドライブ側に接続します。
SATAケーブルはマザーボードの「SATA4」に、白色のペリフェラル電源コネクタ(白色を)電源側の同端子と接続します。


光学ドライブ用フレームをケースに組み込みます。
通常の光学ドライブ(5インチ)よりもスリムな形状ですので、天面が塞がれない形となり、効率の良い空冷効果が期待できます。
また、光学ドライブの下には3.5インチベイ用の空間が1つできていますので、カードリーダー等の増設も可能となっています。

付属の薄型ドライブ専用パネルです。
これをフロントパネルへと取り付けます。


フロントパネルを裏側から見たところです。
スロットにはめ込み後、ネジで固定します。

元通りケースを組み立てて換装完了です。
専用パネルを使用していることもあり、パネルを開けても違和感が感じられない仕上がりとなっています。


最後に付属ソフトを忘れずにインストールしましょう。
Cyberlink「BD Solution v6」には、再生ソフトの「PowerDVD」だけでなく、動画編集やライティングソフトなど、 役に立つ7種類のソフトウェアがパッケージングされています。


データの移行を行います

ハードウェアのアップグレードが完了しましたので、OSをはじめとしたソフトウェアデータの移行を行います。
移行方法には大きく分けて3種類の方法があります。
 

●Windowsの「バックアップと復元」を使用。作成したシステムイメージからSSDへデータを復元する方法

コントロールパネルの「バックアップと復元」を利用し、システムイメージを作成して別のドライブへ復元する方法です。
別途ポータブルハードディスクやDVDなどのメディアが必要になりますが、使用中のOSイメージやデータを丸ごと移行する事ができます。
但し、環境によっては事前に準備が必要だったり、条件によっては復元が上手くできなかったりする場合もあるようです。
 

●OSやドライバをSSDへ再度インストールを行い、手動でデータを移動させる方法

最も確実な手法とも言えますが、OSやデータの移行、設定などに時間と手間がかかるといった難点もあります。
ただ、パソコンを使用することにより溜まってくる一時ファイルなどの不要なデータをリフレッシュし、 OSの動作を軽快にする効果もあるので、時間をかけただけの効果は実感できるでしょう。
 

●移行用ソフトを使用する

市販のソフトではコストはかかりますが、これも一つの方法です。
中にはスケジュールを組んで定期的にバックアップを行うことができるソフトもあるようなので、 業務などで使用されている方は選択肢の一つとして検討してみてもよいかもしれません。
中には自己責任となりますが、フリーで公開されているソフトもありますので、機能やバックアップの条件などを良く検討した上で、使用してみるのもアリかもしれません。
 

全ての手法において共通して言えることですが、移行作業に入る前には必ずバックアップを取ってから行うようにご注意ください。

効果実証

CrystalDiskMark3によるテスト結果です。
(http://crystalmark.info/software/CrystalDiskMark/)

若干ですが、全体の読み込み速度の向上、そしてランダム性のある読み込み・書き込み性能の大幅な向上が確認できます。


ベンチマーク比較ではわかりにくい部分もあるので、実感しやすいWindowsの起動時間※・シャットダウン時間を測定してみました。
結果は圧倒的にSSDに軍配が上がっています。

これらの結果は、アプリケーションの動作にも言えてきますので、OSをSSDに変更することで、 より快適なパソコンライフを送ることができるようになる!とも言えます。

※起動時間はBIOS画面終了後から測定しています。


消費電力の面で見ても、ハードディスク時の対比でそれぞれ約1〜2W前後の増加に収まっています。
省電力性や速度向上の面からも、SSDは意外とコストパフォーマンスに優れているパーツであるとも言えるかもしれません。


より低消費電力を極めたAPU

今回は普通のパソコンとしてではなく、より生活の中で活用できる『リビングに設置できるパソコン』という形で作成を進めてみましたが、如何だったでしょうか?

いわゆる家電製品として販売されている専用のプレーヤーやレコーダーには、 操作性やメーカー独自のリンク機能などによる親和性のメリットがあります。 それに対して、自作パソコンには拡張性やパーツ交換が容易といった、既製品にはない大きなメリットがあるのも事実です。

例えば、地デジ番組を録画する方であればハードディスクの容量問題は常について回るものです。 既製品では、高額なメーカーオプションや本体の買い替え等を検討することになるかと思います。

しかし、今回のような自作パソコンであれば、内蔵ハードディスクを容量の大きいものに増設や交換してしまえば済んでしまいます。 価格もメーカーオプション品よりも安く抑えることができるため、コストダウンに繋がる点も見逃せません。

今回、ベースとして組み立てたパソコンは、パソコン本体の機能+Blu-ray・DVDの再生のみとなっていました。 しかし、パーツを取り付けてアップグレードを行うことで、地デジ番組の視聴・閲覧、 さらには録画した番組の書き出しまで対応させることができるようになりました。
このような付加機能の追加が気軽にできるのも、自作パソコンならではの魅力と言えるでしょう。

そしてテーマであった『省エネ』についても、AMDのAPUを採用したことで、 簡単に低消費電力と低発熱性を兼ね備えたパソコンを実現。 リビングPCとして重要視していたHD動画の視聴(Blu-rayやフルHDのAVCHD、Youtube HDなど)についても、 APUに搭載されている『動画再生支援機能(UVD)』によって、綺麗で快適な映像をお楽しいただけます。 また、DirectX® 11に対応していることで、「InternetExplorer9」を始めとした高品質なコンテンツを楽しむことができます。

単に省エネばかりを追及すると、性能やコストに影響を及ぼしてしまい、コンテンツを十分に楽しむ事ができなくなる ケースもあります。 しかしAMDのAPUならば、性能面と価格面のバランスが非常に良い形でまとめられていますので、 初心者から上級者まで扱いやすい製品であると言えるかと思います。

自作パソコンに興味を持った方、これから新しくパソコンを作ろうと考えている方は、是非検討してみてはいかがでしょうか?

  基本構成
5万円台コース
アップグレード@
6万円台コース
アップグレードA
8万円台コース
E350IA-E45APU搭載マザーボード
(E350IA-E45)
\12,800 \12,800 \12,800
IW-BM651-BPCケース・電源ユニット
(IW-BM651-B)
\7,480 \7,480 \7,480
CMX8GX3M2A1333C9メモリ
(CMX8GX3M2A1333C9)
\7,980 \7,980 \7,980
Deskstar 7K3000 2TBハードディスクドライブ
(Deskstar 7K3000 2TB)
\8,980 \8,980 \8,980
CSSD-F60GB2-BRKT-ASSD
(CSSD-F60GB2-BRKT-A)
- - \11,480
AVT-A779地デジチューナー
(AVT-A779)
- \8,880 \8,880
iHOS104-06ブルーレイドライブ
(iHOS104-06)
\4,870 \4,870 -
BD-5730Sスリム型ブルーレイドライブ
(BD-5730S)
- - \13,980
Windows7 Home Pre 64bitOS
(Windows7 Home Pre 64bit)
\12,980 \12,980 \12,980
合計参考価格 \55,090 \63,970 \84,560

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